初心者のためのネット株入門

注意すべき銘柄など

危険

証券取引所もいくつかあるし、そこに上場して株式を売買している銘柄は全て把握できないほどたくさんあります。そんな中でもこんな銘柄は注意した方が良いというものを挙げてみました。ハイリスク・ハイリターンな場合が多いので、不慣れな状態で手を出すと思わぬ痛手を負うかもしれないので注意しましょう。



IPO銘柄

IPOとは「Initial Public Offering」の略で「新規株式公開」のこと、つまりIPO銘柄とは新規上場銘柄のことです。新規に上場した銘柄は人気と期待の部分を多く含んでいる場合が多いので、最初につく株価がかなり割高になることがあります。さらに、新規に上場して数日間は注目度も高く、IPO銘柄を得意とするトレーダーのマネーゲームの舞台となることが多くて非常に大きな値動きをする場合があります。かなり割高な株価にまで吊り上げられて一気に売られる場合があるので注意が必要です。


順調に上昇して儲かることも

順調に上昇

上場した時は相場の需給が悪くて評価が低かったものの、需給が改善してくるにつれて見直されて大きく上昇して儲かることもあります。さらに銘柄が期待通りの成果を出し続ければ将来的にさらに大きな利益を得る可能性もあります。


吊り上げられて落とされることも

上昇後失速

順調に上昇して買いが買いを呼び、極端な高値を付けたところでピークを打って急落することもあります。銘柄が期待に応えられない場合には高値を更新できず、低迷に入ることもあります。


上場来低迷することも

上場来低迷

IPO銘柄人気が過熱すると、上場直後にかなり割高な株価をつけることがあります。その銘柄が期待通りの成長を達成できなければ割高な株価は長年に渡り下がり続け、上場直後の高値を取り戻すことがだいぶ難しいなんていうこともあります。上のチャートでは上場直後は9,000円に迫る人気でしたが、数年間に渡り下がり続けています。もし上場直後に高値で買ってしまって持ち続けた場合には損を取り戻すのは不可能に近いです。



新興銘柄の注意すべき点

東証マザーズ、東証ジャスダックなどに上場している新興銘柄にも注意が必要な銘柄があります。AIやIoTなどの流行テーマを扱うベンチャー企業などは人気が集中して株価が過大評価になっていて、期待が外れると株価もあっという間に半額以下なんていうこともよくあります。ベンチャー創薬企業なども新薬期待で暴騰して、治験の失敗で大暴落するなんていうこともあります。

また新興企業なだけに市場に出回っている株の数も少ないので流動性が低くなり、基本的に値動きが荒くなります。極端に流動性が少ないと換金したい時に買ってくれる人がいなくて、極端に安い価格で売らざるを得ないなんていうことも起こるので注意してください。


東証マザーズ史上最大級の暴落「サンバイオショック」

サンバイオショック

2018年11月より再生細胞薬「SB623」の期待から3,000円代だった株価は1月21日に12,730円の上場来高値を付けました。しかし治験の失敗などからストップ安を4日連発し、11,710円から全く逃げ場のないまま2,440円にまでなるという記録的な大暴落が起きました。このような暴騰・暴落はうまくすれば大きく儲かりますが、失敗すれば破産することにもなりかねないので注意しましょう。


流動性が極端に低い銘柄

流動性が極端に低い板

流動性が極端に低い場合、上のように板はスカスカになります。買いたい場合には6,380円、売りたい場合には6,120円しかいないので、その差は260円になり、100株あたりだと26,000円の大きな差ができてしまいます。どうしても換金したい場合には不利な安い価格を受け入れざるを得ないことも起こります。




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