初心者のためのネット株入門

注文や売買が可能な日時

スケジュール

口座を開設して入金をしたら注文を出すことができるようになります。ネット証券では注文をほとんど24時間いつでも出すことができますが、必ずしも注文を出せばすぐ株が買えるものではありません。株の売買が成立するには取引が行われている日の、取引が行われている時間でないといけません。証券取引所の営業日と取引時間を確認しておきましょう。また証券会社によって注文受付ができない時間もあるので確認しておきましょう。



株の取引日

株の取引きは平日に行われていて、土曜、日曜、祝日はお休みです。年末年始の数日間(12月31日~1月3日)もお休みとなり、年の最初の取引を「大発会(だいはっかい)」、最後の取引を「大納会(だいのうかい)」と言います。ゴールデンウィークは暦通り、お盆は休まず取引が行われています。

証券取引所が休みのことを「休場(きゅうじょう)」と言います。世界各国が土曜・日曜・祝日は休場ですが、祝日については各々異なるので注意してください。特にアメリカが休場となる場合にはそれに備えた株価の動きになったり、様子見になって閑散としたりすることがあります。

日本と海外の取引日の違い
日本では年末年始の数日間休場となりますが、アメリカの市場では元旦だけ休みというように、海外の市場は日本ほど休まないので注意です。同じように日本ではゴールデンウイークなどの大型連休があると暦によっては市場が9日間も閉まってしまうことがありますが、海外の市場は普通に営業しています。なので市場が休場の時になにか株価が大きく変動する出来事があると、休場明けに値動きが荒くなることがあるので注意が必要です。


株の取引時間

株の取引時間

東証では取引時間は午前中が9:00から11:30まで、午後が12:30から15:00までとなります(※札証、名証、福証は15:30までです)。午前の取引のことを「前場(ぜんば)」、午後の取引のことを「後場(ごば)」と言います。

最初の株の売買を「寄付(よりつき)」と言い、最後の株の売買を「引け(ひけ)」と言います。特に一日の最後の売買は「大引け(おおひけ)」と言われます。

寄付と引け(または大引け)の間の取引時間は「ザラバ」と言われます。

ザラバ
ザラバは取引時間帯のことを指す場合だけでなく、寄付から引けまでの間に成立する取引そのものを呼ぶ場合もあります。語源はザラにある時間帯だから「ザラにある場→ザラ場」になったようです。


注文受付時間

株の売買は平日の昼間に行われているので、普通は仕事をしている時間帯だから株の売買は難しいと思われるかもしれませんが、株の売買注文は市場が閉じている時でも出すことができ、市場が開いた時に執行してくれるので大丈夫です。例えば市場が開く前日の夜に注文を出せば、翌日の市場が開いた時には市場に注文を出してくれます。

注文はほぼ24時間できるのですが、時間帯によっては取消や訂正の反映が遅れる場合や、新規注文・取消・訂正が全て出せない時もあります。SBI証券を例にあげると以下のようになります。市場が開いている平日の場合です。

6:30~8:00
東証・名証・福証11:30~12:05、札証11:30~12:15
注文の取消、訂正をしてもすぐに反映さずに取消中、訂正中というステータスになります。8:00以降に注文受付結果が反映されますが、それまで買付余力などが減ったままになるので注意してください。

買付余力
株式や投資信託など、当日買付可能な金額の上限のこと。例えば買付余力が100万円あったとして30万円の現物買注文を出したとすると、残りの買付余力は70万円になります。注文の取消を出しても反映されるまでは買付余力が70万円のままで、取消が反映されると買付余力は100万円に戻ります。

各市場の大引けより15分間程度
新規注文、取消、訂正が全てできません。

また、一般信用売り注文に関しては前営業日の19時くらいから受付開始となります。


どのように株取引が行われているのでしょうか?次は、実際の株取引の様子を見てみましょう。




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