初心者のためのネット株入門

知識が必要なワケ

暴騰

最初の節「株式投資について」では実践的なことは取り扱っていないので読み飛ばしても問題ないですが、株式投資についての概要や意義などをまとめているので時間があるときにでも気楽に目を通していただけたらと思います。

ここでは株式投資に知識が必要なワケについて見ていきましょう。



株式投資の知識が無いと・・・

知識を持たずに株式投資を始めるのは無謀なことです。なぜならだれもが株式投資で儲けようとして必死になって参加しているわけなので、知識のない人がお金を持って参加しに来ることはまさに「カモがネギしょってやって来た」状態だからです。

銀行や証券会社の営業マンの言われるままに投資をしてしまうと手数料ばかり取られるような人気の落ち始めた投資信託を買わされて結局損をしたり、周りの人やニュースなどに感化されてよく理解していないまま投資をすればとんでもない高値掴みをして損を抱えつづけてしまったりというケースがよくあります。

そのような失敗をしても投資は自己責任なので誰も責任をとってくれませんし、自分の中に何も残りません。お金だけ失ってしまいます。

そんな筆者もITバブルの真っただ中に証券会社の営業マンから株式投資を勧められ、ITバブル崩壊で大きな損失を抱えました。その後の値上がり局面で損失が小さくなったので売却しましたが、売却した時の高値を未だに一度も超えていません。そのような経験もあり、株式投資について興味を持ち勉強をするようになりました。その後の運用はうまくいったので損失も取り返せて結果オーライでした。しかし、損をする前から勉強をして臨んでいればもっと早く成果が出たのかも知れません。

ITバブル崩壊

ITバブル崩壊

図は2000年の日経平均のチャートです。この当時インターネットが普及してきたので、成長を見込んでIT企業の株が買われてブームとなり、株価が暴騰しました。しかし、企業価値と大きく乖離した株価は持続できずに4月頃から暴落しました。この頃に高値をつけたIT企業の中には数年後に倒産したり、株価が10分の1未満になったようなものもありました。

知識が無いと実際の価値からかけ離れて高いにもかかわらず投資して、多くの資産を失ってしまうことになってしまいます。



株式投資で世界観が変わる?

やはり重要なのは自分で調べて株式投資の知識を少しずつ広げ、時間をかけて投資経験を一歩一歩積んでいくことです。その知識と経験で株式投資に成功することができた時、得られた収益以上の財産を自分の中に築くことができるはずです。

実際に株式投資を始めると自分の大事なお金を投資するんですから、本気になって勉強したり情報を収集して分析し、考えることになると思います。うまくいって喜んだり、相場の波にもまれて悩み苦しんだりすることだってあると思います。しかしそれらの経験を経るといままで興味のなかったことに関心を持ったり、ものの見かたも変わって新しい世界が見えてくるかもしれません。株式投資は企業に資金を投資することだけでは無く、自分への投資になることもあります。

株式投資を通じて資産の成長と自分の成長ができれば本当に「成功した」と言えると思います。株式投資で成功するための道筋は遠いかも知れませんが、着実に一歩一歩、正しい知識を吸収しながら到達を目指しましょう!




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