株主優待とは企業が株主に対して物やサービスを贈るもので、ほとんど日本独自に存在する制度です。配当金を口座受け取りにしていると利益を得ているという実感に乏しいですが、株主優待が届くと株主で良かったという実感がわいてきます。さらにこの株主優待を活用することよって投資利回りの実質的な向上を狙えたりすることも株式投資のもう一つの魅力です。
そのような株主優待にはどんなものがあるのでしょうか、株主優待の種類について見ていきましょう。
株主優待の種類には自社製品、商品、カタログギフト、お買い物券・株主カード、食事券、金券、施設利用券、乗車券・搭乗券などがあります。
自社で生産していたり、販売している製品が送られてきます。
左からエスビー食品(2805)より1,500円相当の自社製品、プリマハム(2281)より3,000円相当の自社製品、森永乳業(2264)より森永絹ごしとうふ6丁。
左から大塚ホールディングス(4578)より3,000円相当の自社製品、ライオン(4912)より自社製品詰め合わせ、ハピネット(7552)より自社製品。
企業が本拠地にしている地域の名産品やお米などが送られてきます。
左から日精樹脂工業(6293)より坂城町特産品ギフト1,500円相当、ヤマウラ(1780)より長野県企業生産品3,000円相当、りらいあコミュニケーションズ(4708)より魚沼産コシヒカリ新米2kg。
ギフト会社や百貨店のカタログギフト、またはオリジナルのカタログギフトが送られてきます。数個程度から選ぶ紙1枚のものだったり冊子だったり、最近ではウェブ上で選択するタイプのものが増えています。
左からFJネクスト(8935)より1,500円相当のカタログギフト、KDDI(9433)より3,000円相当の全国47都道府県グルメカタログギフト、フォーカスシステムズ(4662)よりプレミアム優待倶楽部ギフト。
自社の店舗で使える買い物券や割引券、提示で割引してくれる株主カードが送られてきます。
左から日本BS放送(9414)よりビックカメラ買物券、カワチ薬品(2664)より買物割引券、オリックス(8591)より株主カード。
外食チェーンの会社だと食事券が送られてきたりします。事業の一部で飲食店の店舗を運営している場合もあったりします。
左から日本マクドナルドホールディングス(2702)よりセットメニュー無料券、すかいらーくホールディングス(3197)よりグループレストラン食事券、バンダイナムコホールディングス(7832)よりイタリアントマト食事券。
ギフトカード、ジェフグルメカード、QUOカード、図書カード、お米券、たまごギフト券など、一般的に使える金券が送られてきます。また金券ではないですが楽天ポイントやアマゾンギフトコードもあります。
左からプレサンスコーポレーション(3254)よりビザギフトカード、エレコム(6750)よりクオカード。
アミューズメント施設を運営している会社からは施設利用券を、ホテルを運営している会社からは宿泊無料券や割引券が送られてきます。
左からオリエンタルランド(4661)より株主用パスポート、サンリオ(8136)よサンリオピューロランド優待券、ユニゾホールディングス(3258)より宿泊優待券。
航空会社からは搭乗券、鉄道会社からは鉄道やバスの乗車券が送られてきます。割引券の場合もあります。
左からANAホールディングス(9202)より搭乗券、西武ホールディングス(9024)より鉄道乗車券、西日本旅客鉄道(9021)より鉄道乗車割引券。
他にも交通事故保険とか、ジャンボ宝くじとか、毎年なにが来るのか不明なものとか、いろいろあるので調べてみると面白いです。