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CFD取引とは?

CFD取引について

2009年になって、よくCFD取引という言葉を聞くようになりました。欧州ではすでに取引の30%程がCFD取引と言われており、定着しているようですが、日本でもこれから定着していくのでしょうか?

ポストFXなどと呼ばれて注目を集めているこのCFD取引について、どのような取引なのかについて簡単にまとめてみました。



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CFD取引では小額資金でも大きな取引が可能です

CFDとはContract For Difference(差額決済契約)の略で、FXのように高いレバレッジ(てこの作用)をかけることができます。例えば資金が10万円だとすると、現物株では10万円まで、信用取引でも約30万円までの取引しかできませんが、CFD取引で10倍のレバレッジをかければ100万円までの取引が可能となります。


そこでもし100万円が105万円に値上がりすれば決済して5万円の利益を得ることになるし、95万円に値下がりすれば決済して5万円の損失を支払うことになります。この損益額で決済が行われるため、「差額決済契約」と呼ばれています。


このように小額資金にレバレッジをかけて大きな取引ができるのも一つの魅力ですが、レバレッジをかけるほど当然ハイリスク・ハイリターンになるので注意しましょう。



CFD取引では幅広い投資商品を売買できる

国内・海外の個別株、債券、通貨(FX)、原油・金などの商品(コモディティ)、指数先物など、世界のあらゆる投資商品が売買できます。取引は「買い」からでも「売り(空売り)」からでもはじめることができます。つまり、上昇相場でも下落相場でも利益を得ることができます。


取引できる主なものは以下のようなものです。


◆国内・海外の個別株

日本株(225銘柄)、香港(ハンセン:176銘柄)、オーストラリア(504銘柄)、ニュージーランド(58銘柄)、シンガポール(277銘柄)、アメリカ株(AMEX:23銘柄、NYSE:809銘柄、NASDAQ:499銘柄)、カナダ株(117銘柄)、イギリス株(720銘柄)、フランス株(235銘柄)、ドイツ株(125銘柄)、オランダ株(25銘柄)、オーストリア株(23銘柄)、フィンランド株(10銘柄)、スペイン株(33銘柄)、アイルランド株(30銘柄)、イタリア株(40銘柄)、ノルウェー株(24銘柄)、デンマーク株(10銘柄)、スウェーデン株(48銘柄)、ポルトガル株(21銘柄)、スイス株(24銘柄)


◆指数先物

日本(日経225先物)、アメリカ(ラッセル2000先物ミニ)、アメリカ(ナスダック100先物ミニ)、アメリカ(S&P500先物ミニ)、アメリカ(CME日経先物225 ドル)、アメリカ(CME日経先物225 円)、アメリカ(ダウ先物ミニ)、シンガポール(SGX日経225先物)、ドイツ(ダウジョーンズユーロストックス50)、ドイツ(DAX30)、イギリス(FTSE100)、フランス(CAC40)、イタリア(MIBTEL300)、ノルウェー(25)、スペイン(IBEX35)、スウェーデン(OMX30)、スイス(SMI30)


◆債権

アメリカ(アメリカ国債5年先物)、アメリカ(アメリカ国債10年先物)、アメリカ(アメリカ国債20年先物)、イギリス(短期金利先物)、イギリス(長期金利10年先物)、ドイツ(ユーロ短期金利先物)、ドイツ(国債2年先物)、ドイツ(国債5年先物)、ドイツ(国債10年先物)、オーストラリア(国債90日先物)、オーストラリア(国債3年先物)、オーストラリア(国債10年先物)、日本(国債10年先物)、シンガポール(日本国債先物ミニ)


◆商品

北海ブレント原油先物、NY金先物、NY銅先物、赤身豚先物、生牛先物、LIFFEココア先物、LIFFEコーヒー先物、ロンドン軽油先物、LIFFE砂糖先物、LIFFE小麦先物、オレンジジュース先物、NYパラジウム先物、NYプラチナ先物、NY銀先物、金スポット、銀スポット、NYココア、NYコーヒー"C"、コーン先物、NY綿花No.2、大豆ミール先物、大豆油先物、一般大豆先物、NY粗糖No.11、NY原油先物(WTI)、北海ブレント原油スポット、NY軽質油(WTI)スポット


将来的には新興国の株式も充実したり、今後も取引のできる範囲は広がるようです。



オーバーナイト金利を受け取ることができる

CFD取引にはオーバーナイト金利というものがあります。FXでいうスワップ金利(円と他通貨との政策金利差による分を払ったり受け取ったりする金利)と同じようなものです。これは簡単に言うと株を売ったときに金利がもらえ、反対に株を買ったときには金利を支払うことになります。


株の信用取引でも、日本の政策金利が高かった時代には株を売ったときに金利がもらえましたが、2009年現在ではほぼゼロ金利なので受け取ることはありません。しかし、政策金利の高い新興国などの株を売ればオーバーナイト金利として受け取ることが可能になります。さらに下落相場で売れば、下落分の利益とオーバーナイト金利の両方を受け取れるのでとても有利であると言えます。



限月がない(決済日がない)

指数先物や商品先物の場合は「限月」といって強制的にポジションを決済しなくてはいけない日がありますが、CFD取引ではそれが特別なケースを除き、基本的にはありません。つまり、今まで実質的には不可能だった指数先物や商品先物の長期保有が簡単にできるということになります。



まとめ

以上のようにCFD取引とはいろいろと魅力のある取引であることが分かりますが、最も注意したい点はCFD取引の全てはレバレッジがかかっている投資商品だということです。CFDを取り扱う会社によって変わりますが、個別銘柄はレバレッジが大体5倍から10倍、指数先物はすべてレバレッジ100倍と、高レバレッジが可能となります。レバレッジが高ければ高いほどハイリスク・ハイリターンになるのでよくリスクを理解した上でCFD取引を利用することが重要になります。


また、海外の投資商品はその国の通貨で運用されるので、為替の影響を受けます。投資商品を買って値上がりしたけど、円高になって損をするような場合もあるので為替リスクも考えておきましょう。


CFD取引はこれから注目が高まる可能性のある、魅力ある投資ですが、十分な理解とリスク管理をした上でCFD取引をするようにしましょう。


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