株券の受渡日と配当権利について
配当や優待を受けるには、権利日に株を保有していることが条件になります。ただし株を買ったらすぐに株を保有していることにはなりません。では、いつになったら株券を受け取れるのでしょうか?大事なところなのでよく理解するようにしましょう。
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株券の受渡日
ネット証券で株を買う(約定する)と画面上では即ポートフォリオに追加され、株を保有しているように見えますが、実際に株券を持っているわけではありません。実際に株券が受け渡されるのは証券取引所の3営業日後と決まっています。このようにネット証券で株を買った日(約定した日)を約定日(やくじょうび)、実際に株券が受け渡される日を受渡日(うけわたしび)といいます。
左図で示された2006年3月で例えると(色がついた日は証券取引所が休日の日です)、約定日が3月6日なら受渡日は3月9日、約定日が3月17日なら土・日・祝日をはさんでいるために受渡日は3月23日になります。
なぜ3営業日後なんていう時間が必要かというと、以前は本当に株券と資金の交換をしていたわけで、日数が必要だったという過去の流れを引き継いでいるだけだそうです。現在ではそんなに時間が必要ではないですがシステム変更の手間があるため、そのままになっているようです。
注意しなくてはならないのは株を売却した場合にも同じことが言えるということです。株を売却すると買付余力には即反映されていますが、実際の支払いは3営業日後になります。つまり3営業日後でないと証券口座から現金の引き出しはできないので注意してください(現金を引き出すことはできませんが株を買うことはできます)。
株は買ったらすぐ売れるの?
株券の受渡日は3営業日後ですが、3営業日後でないと買った株を売れないということではありません。株を買うと3営業日後には株券があるということは分かっているので、それを前提に買ったらすぐに売ることが可能です。そして株を売ったお金はすぐに買付余力に反映され、株を買うことができます。しかし、前述のとおり証券口座から現金の引き出しに関しては3営業日後でないとできません。
配当権利や優待権利を得るには
配当や優待の権利を得るためには株券の受渡日を考慮しなければなりません。つまり、権利日に株券を持っていることが重要になります。
左図で示された2006年3月で例えると(色がついた日は証券取引所が休日の日です)、配当権利日が3月31日だとするとその3営業日前、3月28日の大引けに株を買っていることが配当権利を得る条件になります。極端に言えば配当を得るためには3月28日の大引けで買って、その日の夜間取引で売っても配当をもらえるということです。ただし、配当権利日が過ぎた株は「権利落ち」と言って理論上は配当分の株価が下がることになります。必ず配当分の株価が下がるわけではありませんが、権利落ちについては意識しておくようにしましょう。

