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信用取引編 - 初心者のためのネット株入門

信用取引残高を見よう

信用取引残高

信用取引には現物取引にない情報として「信用取引残高」というものがあります。それは株価の将来的な値動きを予想する際に役立つ場合もあるので、十分理解してうまく活用できれば取引が有利になります。

そんな「信用取引残高」と株価変動の関係を見ていきましょう。



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信用取引残高とは?

信用取引残高とは信用取引で買建て・売建てをしたまま、まだ決済をしていない株数のことをいいます。未決済の買建て株数を「信用買い残」、未決済の売建て株数を「信用売り残」と言います。信用取引残高には大きく分けて3種類あります。


3市場信用取引残高

東京・大阪・名古屋の3市場の信用取引残高をまとめたもので、相場全体の状態の判断材料になる。日経新聞では毎週水曜日の朝刊、他では投資情報サイト、証券会社サイト、投資ツールなどで確認できる。


銘柄別信用取引残高

各証券取引所が個別銘柄の信用取引残高を集計し、毎週1回7営業日遅れで発表される。銘柄ごとに買い残と売り残が分かる。日経新聞では毎週水曜日の朝刊、他では投資情報サイト、証券会社サイト、投資ツールなどで確認できる。


日証金貸借取引残高

日本証券金融の融資残高(買い残)と貸株残高(売り残)を銘柄別にまとめたもの。毎日発表される。日経新聞では翌日の朝刊、他では日本証券金融のサイト、投資ツールなどで確認できる。



信用買い残と信用売り残の関係

信用取引残高が現在どのようになっているのかを見ることは、相場の先行きを予測することに活用できます。なぜなら将来的に信用買い残は決済のために返済売りをし、信用売り残は決済のために返済買いされるからです。つまり信用買い残は将来の売り圧力信用売り残は将来の買い圧力と考えることができます。

例えばある銘柄の信用買い残が急増し、株価も値上がりしている場合、いずれは決済売りされるということを考えておかなければなりません。制度信用取引の6ヶ月という期限も影響するかもしれません。信用売り残の場合はその逆のことが言えます。


信用取組倍率をチェックしよう

信用取組倍率とは、信用買い残が信用売り残の何倍になっているかを示したものです。「信用倍率」とか「貸借倍率(たいしゃくばいりつ)」とか呼ばれています。


信用取組倍率

上の図から例えば、両方が同じ株数なら倍率は「1.00」です。また、信用買い残が200万株で、信用売り残が100万株のときは「2.00」と表示されます。この倍率が小さいほど、つまり信用売り残が信用買い残を上回れば上回るほど、将来の買い勢力が売り圧力より優勢になるため、「取り組みがいい」などとして好評価を受ける傾向にあります。

しかし、信用取組倍率が小さい場合でも、信用売り残が日々の出来高にくらべて少ないときは将来の影響は少ないと言えるし、信用買い残、信用売り残が日々の出来高より圧倒的に多ければ、将来の売方、買方ともに大きな影響力を持つと言えます。なので信用取組倍率は信用買い残と信用売り残が日々の出来高とくらべてどんな水準にあるかということをチェックするとよいと思います。


また、信用取組倍率は逆日歩の可能性を見るときに活用するのも効果的です。これをチェックするには、日証金の貸借取引残高に基づく「貸借倍率」を見ます。この数字が1を下回ると証券各社の貸株を集める負担が大きくなり、逆日歩のつく可能性が高まります。逆日歩は売り方にとって大きな出費となり得るので事前に逆日歩が発生する可能性を見ておくことも大事です。


「HYPER E* TRADE」での表示例

イー・トレード証券の投資ツール「HYPER E* TRADE」での表示例。


「NIKKEI NETマネー&マーケット」での表示例

NIKKEI NETマネー&マーケットの銘柄別情報のページで「信用残データ」から過去半年の銘柄別信用取引残高の推移が見れて便利です。


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